SCS推進チーム・伊豫雅臣氏が語る、心理的リスクがある選手を支える重要性
ストレスにさらされる選手を支える体制が必要
ケガなどの故障とは異なり、目に見えにくいのがメンタルの問題だ。「アスリートにかかるストレスは、とても大きい」と語るのは、Bリーグが進める「SCS推進チーム」でメンタルヘルスに取り組む伊豫雅臣氏(国際医療福祉大学・精神医療統括教授)である。国際オリンピック委員会らが2021年にまとめた「スポーツ外傷・障害および疾病調査の方法論に関する共同声明」では、実に3人に1人のアスリートがメンタルの症状を経験していると紹介している。その数字は一