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『スタッツで見るBリーグ』ディフェンスから読み解くチャンピオンシップ
文:しんたろう
「オフェンスが客を呼び、ディフェンスが勝利を呼ぶ」
これはNFLに伝わる名言だが、バスケットにおいても当てはまることは多い。
例えば、NBAでは過去10年間において優勝したチームの70%は、ディフェンシブレーティング(守備効率指標)が上位10位以内に入っている。Bリーグに至っては、すべての優勝チームが上位5位以内だ。
今回は、そんなリーグ優勝のカギとなるディフェンスについて
【SCS推進チーム】データのプロが外傷・障害を可視化「データから導き出す、選手を守る未来」
現場で生かされるソフトを活用しての「外傷・障害調査結果」
リーグがリードしてデータを収集、分析し、活用できる情報としてクラブに還元することで、さらなる選手のコンディションとパフォーマンスの向上に繋げる。昨年7月に立ち上がったBリーグの「SCS推進チーム」は、コンディショニング、メンタル、栄養、脳神経外科、整形外科など多くの分野のスペシャリスト、ブレインが協力する画期的な試みである。そのチームが活
【SCS推進チーム】ベストパフォーマンスを発揮する上で必須となる、食品栄養を含めたトータルコンディショニング
どれが必要かではなく、どれも必要なもの
選手が目指すのは、試合で最高のパフォーマンスを発揮すること。
Bリーグに誕生した「SCS推進チーム」は、リーグのレベルアップを目指し、日本バスケットボール界全体の底上げのために様々な分野の専門家が参画している。多くのスペシャリストがいることは非常に心強い。そしてBリーグではそれら一つ一つを繋いでいくことも重要だと考えている。医学博士にして米国アスレティッ
『スタッツで見るBリーグ』リバウンドを制する者はゲームを制すは本当か?
文=しんたろう
「リバウンドを制する者はゲームを制す」
漫画『スラムダンク』で赤木剛憲が桜木花道にかけた名セリフだが、NBAでも古くから語られてきた格言の一つでもある。この格言はBリーグにおいてもあてはまるのか、2つのアドバンススタッツを用いて検証していこう。
オフェンスリバウンド獲得率このスタッツは、自分たちのシュートが外れた時(2本目のフリースローが外れた場合も含む)に、リバウンドできた
B.MAGAZINE編集長・菜波の「教えて!」SOCIAL INNOVATION HUB編
B.LEAGUEは世界2位のリーグを目指すため、ビジネス面においても改革を進めています。その1つが“日本を、世界を、たぎらせる”をテーマにした「SOCIAL INNOVATION HUB(ソーシャルイノベーションハブ)」というものです。この取り組みについて、B.MAGAZINE編集長の菜波が担当者の菅原瑠美にお話を聞きました。
今回の登場人物
ソーシャルイノベーションハブって何?
菜波 ソー
SCS推進チーム・伊豫雅臣氏が語る、心理的リスクがある選手を支える重要性
ストレスにさらされる選手を支える体制が必要
ケガなどの故障とは異なり、目に見えにくいのがメンタルの問題だ。「アスリートにかかるストレスは、とても大きい」と語るのは、Bリーグが進める「SCS推進チーム」でメンタルヘルスに取り組む伊豫雅臣氏(国際医療福祉大学・精神医療統括教授)である。国際オリンピック委員会らが2021年にまとめた「スポーツ外傷・障害および疾病調査の方法論に関する共同声明」では、実に